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心理学コラムシリーズ No1.やればできる!の効果は絶大

やればできる!の効果は絶大

あなたは困難に直面したときに,「やればできる」と考えますか?それとも「自分にはできない」と考えますか?スタンフォード大学のドゥエック教授らのグループは,自分の能力をどう捉えるかということが,実際の能力差以上に私たちのパフォーマンスに大きな影響を与えることを証明しています。

彼女らは,能力(例えば知能)をあらかじめ決められた固定したものとして捉える考え方を固定的思考とよび,一方で,能力は柔軟であり,努力によって発達,成長できるものとして捉える考え方を成長的思考とよびました。そしてこの思考の違いが成績の伸びとどう関係するかをニューヨークの中学生を対象として2年間にわたって調べたのです。

その結果,固定的思考の生徒の成績は2年間変わらずほぼ横ばいだったのですが,成長的思考の生徒の成績は徐々に上昇し,結果的に両者の差が開いていきました。固定的思考を持つ生徒は,努力することに対して否定的であり,困難に直面した時にすぐにあきらめる傾向にありますが,成長的思考の生徒は,努力することに対して前向きであり,困難に直面した時には努力によって克服しようとしていました。

能力についてどう考えるかという思考の違いは,日々の行動に小さな違いを生み出すことになり,長期的にみるとそれはとても大きな違いとなって表れてくるのです。重要な点は,思考は今日からでも変えられるということです。「自分にはできない」と思ってしまいがちな方は,今日から「やればできる」に変えてみてはいかがでしょうか。

Blackwell L. S., Trzesniewski, K. H., Dweck, C. S. (2007). Implicit theories of intelligence predict achievement across an adolescent transition: a longitudinal study and an intervention. Child development, 78, 246-263.

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