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心理学コラムシリーズ No2.緊張するとパフォーマンスが悪くなるのは何故?

緊張するとパフォーマンスが悪くなるのは何故?
 -大切な試験や試合で失敗する原因とはー


大切な試験や試合の時に限ってうまくいかなかったことはありませんか? 皆さんの周りにも練習の時には調子がいいけれど本番に弱い人っていますよね.これは私たちのパフォーマンスは心理的な覚醒レベル(緊張かリラックスか)に関係しているからです.

心理学者のR.M.ヤーキーズとJ.D.ドットソンは,学習作業等を行なう際、ストレスが一定量あったほうが、学習効率が上昇することを見出しました。その一方で覚醒レベルが最適レベルを超えて強い緊張状態になると,パフォーマンスは逆に低下することも発見しました。このように覚醒レベルとパフォーマンスの関係は逆U字型の関係(図 ヤーキーズ=ドットソンの法則)が成り立ちます.すなわち覚醒レベルが高すぎても低すぎてもパフォーマンスを低下させるのです.

最適な覚醒レベルは,皆さんの置かれている状況によっても変わります.単純な作業や体力を求められる状況では,やや高い緊張状態の方が良いパフォーマンスを発揮できます.反対に難しい作業や繊細な動作を求められる状況では,ややリラックスした方がよいことが知られています.

いわゆるメンタルが弱い人とは,最適な覚醒レベルによりも緊張状態になりやすい人かもしれません.そんな人には丁度良い覚醒レベルを自分でコントロールする方法をお勧めします.例えば,緊張を和らげるためのバイオフィードバックなどのリラクセーション法や,様々な状況を想定しておくイメージトレーニングなどを取り入れてみてはいかがでしょうか.

Yerkes, R.M. & Dodson, J.D. (1908) The relation of strength of stimulus to rapidity of habit-formation
東 洋ら(編)心理学用語の基礎知識 有斐閣ブックス

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