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榊原ゼミ

生理心理学から認知心理学領域に及ぶ幅広いテーマに取り組んでいます。ゼミでは、まず研究テーマについてじっくりと話し合うところから始めます。ふだんの生活の中で気になったことがらを心理学の過去の研究と照らし合わせて考えます。研究テーマが定まったところで、明らかにすべき仮説を設定し実験や調査のデザインを考えてゆきます。その後、実際的にデータの収集に取りかかります(←卒業研究のがんばり所です)。ある程度まとまったデータが得られたら、分析の手順について詳しく学習し、少しずつ論文執筆の準備(論文の構成)へ進みます。これに並行して3年生のゼミでは、脳波や心拍の測定法、脳波や心拍の分析法について実習しながら、実験法の特徴から論文の組み立てまでを系統的に学びます。


過去の卒業論文のテーマ

榊原ゼミでは日常的・実験的ストレスについて心拍変動の分析を通した自律神経活動の観点から検討しています。一方で、自律訓練法や心拍変動バイオフィードバックなどのリラクセーション法における自律神経活動を詳細に分析し、効果的なストレス対処の手続きを探っています。心拍変動の振る舞いは私たちの情動のコントロールや認知機能に密接に関連しており、これらに影響を与える心理生理学的な諸要因について実験的に検討を進めています。

・脳波のバイオフィードバックが自律神経活動に及ぼす効果
・首尾一貫感覚(sense of coherence)が就職活動ストレスに及ぼす影響
・心拍変動バイオフィードバック法がすとループ課題の遂行に及ぼす影響
・対人恐怖的心性の性格特性-自己複雑性の概念による検討-
・脳波のフィードバックが認知課題の遂行に及ぼす影響について
・ソーシャルネットワークの利用と自己開示について
・心拍変動バイオフィードバック法が気分一致効果に及ぼす影響
・就職面接時のあがり対処についての因子分析的検討
・心拍変動バイオフィードバックの訓練効果-心電図RR間隔の時系列分析による検討-
・就寝前の状態不安が起床時の睡眠感に及ぼす影響について
・音楽によって引き起こされた気分状態が課題の遂行成績に及ぼす効果
・音楽の聴取が心拍変動に与える影響

高校生向け模擬授業『さまざまな心理学とその応用』

 高校生向け模擬授業『さまざまな心理学とその応用』では、はじめに、認知心理学、臨床心理学、生涯発達心理学、教育心理学、社会心理学、計量心理学の特徴をお話しします。多くの高校生が心理学といえば『臨床心理学』『性格心理学』というイメージをもっているようですが、実際には多彩なテーマが研究されていることを示します。大学の心理学科に入学してさまざまな心理学に触れることで視野がさらに広がり、心理学探究への動機づけが高まることでしょう。

 次に、模擬授業ではいくつか体験コーナーを用意しました。ひとつは、逆転めがねを装着して黒板に自分の名前を書くことをします。視界の上下/左右が反転すると、見えと身体感覚に著しいギャップが起こって書字はトンデモナイものになってしまいます(もちろん個人差があります)。この体験から、脳の働きと環境への順応について考えてみたいと思います。二つ目の体験はエゴグラムという性格テストを実施します。エゴグラムはヒトの性格を5つの要素に分け、それぞれの高低のパターンから性格を評価します。人それぞれ固有の性格パターンはいったいどのようにして形成されてきたのでしょうか。いくつかのヒントをもとに考えてみたいと思います。

 最後は、脳波でボールを動かす実習にトライします。写真はその様子です。ヘッドセットを通して測定された脳波は電波で飛ばされ、付属の機器がそれをキャッチするのですが、集中したときに現れる脳波パタンを検知すると内臓されたファンが回りスポンジのボールが浮き上がります。練習するほどにボールを浮かせる"コツ"がわかるようになるため、すなわち、これが集中に関わる脳波を自在に生み出すトレーニングになるわけです。このようなしくみはすでにオリンピックチームやプロスポーツの世界に取り入れられていて、選手の”集中力を鍛えるツール”として利用されているのです。

 さまざまな心理学に触れてあなた自身の心理学への興味を深めて下さい。

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